制汗スプレーを足に使ったり、スプレーだけど飛行機に持ち込んでも大丈夫?などなど、気になるアレコレをQ&Aでまとめてみました!
脇以外、手や足に使用してもいいの?
多汗症というほどではなくても、マウスが湿ってしまうくらい手汗をかいたり、彼と手つなぎしたり、ハイタッチするのが不安に感じるくらい手汗が気になることもあると思います。
わき汗や夏場の暑いときの汗は体温調節のために分泌されますが、冬場や緊張状態で手や足にドバッとかく汗は自律神経の交感神経が活発になっているときにかく「精神性発汗」になります。普段からワキににじむ汗とはメカニズムが違うんです。
結論から言うと、今回比較してみたようなごくごく一般的な制汗スプレーは手汗、足汗にはあまり効果がないようです。
効果が実感できないのになぜみんな使い続けているのかというと、気軽に購入できる手汗専用の制汗剤があまり販売されていないから。仕方なく制汗スプレーで代用して、少しでもしのいでいるというのがみんなの使い方のようです。
ネットで探してみると「ファリネ」などの手汗専用のパウダーなども販売しているようなので、制汗スプレーで手汗に効果がない場合は専用品を試してみましょう。
一方、足汗に関しては足専用の制汗スプレーやクリームなどが販売されていて、こちらは足の汗と臭い専用に作られているのでかなり効果的との口コミもあります。
わたしも使ったことがありますが、汗をかいても吸い取ってくれるような感じで、靴下の中のムレが軽減したような感じがしました。足用の制汗グッズはドラッグストアでもいろんな製品が販売されていますよ。
制汗スプレーで凍傷になる?
制汗スプレーの注意書きをよく読むと、「凍傷等の恐れがありますので」などと記載されています。
この凍傷に対する注意喚起は、今回使用した5種類全ての制汗スプレーに記載があったので、本当に気を付けた方が良いことだと思います。
必ず記載されている距離と連続使用時間を守って使うようにしましょう。
わたしがいちばん冷たいと感じたのは8×4でした。連続使用時間を守っても赤みがでちゃったくらいなので、冷たさによる刺激はかなり高い方だと思います。
制汗スプレーは爆発する?
恐ろしいことに、制汗スプレーを夏場の車内に放置しておいただけで爆発したという事故が近年増えているそうです。
なぜ爆発事故が起こるのかというと、制汗スプレーの中身は制汗剤だけではなく、可燃性のLPガスも含まれているから。ガスの圧力によって制汗成分がスプレー状に噴出するのですが、何かのきっかけでLPガスに引火すると爆発する危険性があります。
高温の車内の閉じ込め以外にも、火の近くで使用した、廃棄のためにガス抜きをしようとしたら爆発した、などの事故も起こっています。
今回購入した5種類の制汗スプレー全てに「火気と高温に注意」と大きな文字で書いてあります。
爆発事故が起こる可能性もあると考えるととても不安になりますが、正しく制汗スプレーを使用すれば問題ありません。火気と高温に気を付けて安全に使用しましょう。
制汗スプレーで服に黄ばみがつくのはなぜ?落とし方は?
ワキなどにあるアポクリン汗腺から出る汗にはリポフスチンという色素が含まれていて、ワキガが強い方ほどこの色素成分が多く分泌されます。
また、エクリン腺から出る鉄分と汗が反応することで褐色のような濃いシミができてしまうこともあります。
しかし、臭いはそこまで強くないのに制汗スプレーを使ったらワキの部分が黄ばんだという場合は、それは制汗スプレーが合っていないのかもしれません。
制汗スプレーの成分と汗が反応すると黄色いシミができてしまうことがあるんです。
制汗剤を変えたことで黄ばみ始めた場合は、もう1度制汗剤を変えてみましょう。
すでについてしまった黄ばみは重曹を使って落としてみましょう。
【ワキの黄ばみの落とし方】
1.洗面器に水を入れ、大さじ1杯程度の重曹をよく溶かします。
2.黄ばみが気になる衣類を一晩つけ置きし、洗濯機で洗います。
1回のつけ置きで汚れが取れなかったら何度か繰り返しても大丈夫です。