通常、脱毛サロンで説明を受ける際、「脱毛前に日焼けしないように」と言われます。
ワキなどはさほど日焼けの心配はさほどありませんが、腕や足は、夏場は特に、知らず知らずのうちに焼けてしまっていることもあって、「どの程度の日焼けなら大丈夫なんだろう?」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、日焼けをすると脱毛の施術ができなくなってしまう理由について、詳しくまとめました。
月額制で脱毛を進めている人の場合、1回施術できなくなるともったいないですよね?
後になって「しまった!」ということのないように、こちらの記事をよく読んでムダのないように脱毛を進めていきましょう!
フラッシュ脱毛の光は黒い部分に反応する!
脱毛サロンで使用されているフラッシュ脱毛の光は、毛そのものに反応しているわけではなく、黒い部分である「メラニン」に反応します。
一見、施術者は、ピッピッとテンポ良くマシンを照射しているように見えますが、実はほくろやシミ、色素沈着といった、お肌の黒い部分をきちんと避けて光を当てています。
私は過去に脱毛の施術を受けたとき、施術者のミスで、一度だけほくろに照射されてしまったことがあります。
普段の施術で、全く痛みを感じたことがなかったのですが、ほくろに照射されたときの痛みといったら、医療レーザー以上に痛くて、鋭い針で刺されたような感覚で、3日ほど、ほくろが熱を帯びてジンジンしていたのを覚えています。
つまり、ほくろまではいかなくても、お肌が日に焼けて黒くなれば、その分、照射した際に光が反応して痛みがでる確立が高くなる、ということです。
黒くなればなるほど、痛みは増します。
小さなほくろでも3日ほど痛みが続くのに、日焼けの場合は範囲が広いため、想像しただけでも大変な痛みですし、脱毛しに行くのが恐怖になってしまいかねません。
それどころか、照射された光が、本来のターゲットである毛だけでなく、日焼けしたお肌にも分散することで、脱毛の効果も低下してしまいます。
また、ただでさえ日焼けで炎症を起こしたり、乾燥が進んでしまっているお肌に、フラッシュ脱毛の光を照射することで、さらにお肌を傷めてしまうことも否めません。
日焼けしたお肌に脱毛の施術を行えば、痛みを伴い、お肌に良くない上に意味があまりないということがおわかりいただけましたか?
どの程度の日焼けならOK?
もともと色が黒いというわけでなく、うっかり日焼けをしてしまった人は、脱毛できるか心配になってしまうこともあるかもしれません。
「日焼けしていませんか?」とサロンで聞かれても、人によって感覚は様々で、「海で焼いたわけじゃないから日焼けはしていない!」と思っていても、日常生活の中で気付かないうちに日焼けしてしまっている場合もあります。
そこで、脱毛NGの日焼けのボーダーラインをわかりやすくご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。
▼2ヶ月以内に、何も対策をせず、屋外で日焼けをしてしまったと自覚している
→脱毛NG あと1ヶ月程度、施術のインターバルをあけたほうがベターです。
▼2ヶ月以内に、屋外にはよくいて光を浴びていたが、日焼け対策は行っていた
▼2ヶ月以内に、屋外にはよくいたが、日焼けした自覚はない
▼2ヶ月以内に、屋外にはあまり出ていない
→脱毛OK
▼3ヶ月以内に、がっつり日焼けをしてしまったと自覚している
→脱毛NG 海などで積極的に日焼けをした場合は、3ヶ月~4ヶ月はインターバルを空ける必要があります。
▼3ヶ月以内に、屋外にはよくいたが、日焼けした感覚はなく、日焼け対策は行っていない。
▼3ヶ月以内に、屋外にはよくいたが、日焼け対策を行っていた。
→脱毛△ 状態によっては、1ヶ月程度インターバルを空けることをおススメします。
▼3ヶ月以内に、あまり屋外に出ていなかった
→脱毛OK
いかがですか?
日常生活を送っていてできる程度の日焼けであれば、通常は脱毛OKのようです。
ただ、春や冬と比べて、夏と秋は脱毛NGとなる可能性はどうしても高まってしまいます。
一般的に、脱毛は、なるべく冬場に開始するのがいいと言われるのは、このためです。
脱毛と日焼け「まとめ」
日焼けをすると脱毛ができない理由、お分かりいただけましたか?
最後に、脱毛を受けた後も日焼けは厳禁です。
フラッシュ脱毛によって、お肌は軽いやけどを負ったような状態になってしまいます。
そのためサロンでは、冷却や保湿のアフターケアを徹底して行っていますが、お肌が傷んでしまっていることに変わりはないので、その状態のお肌に、日焼けで刺激を与えてしまうと、炎症を起こす原因となってしまうこともあります。
脱毛期間中は、しっかりと紫外線対策を行うようにして、保湿ケアを怠らないようにしてください。