脱毛方法の大きな分類として、光脱毛と医療レーザー脱毛、ニードル脱毛があります。
ニードル脱毛は一昔前には主流でしたが、今ではほとんど使われておらず、一般的に脱毛と言えば、光脱毛か医療レーザー脱毛が主流です。
光脱毛はエステで、医療レーザー脱毛は美容クリニックで行われますが、どちらへ行くべきなのか悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、エステで行われている光脱毛について、メリット・デメリットなど、まとめてご紹介したいと思います。
そもそも光脱毛とは?
エステで行われる光脱毛の原理は、黒い部分=メラニンに反応する光を照射することで、その熱の力によって、毛根部分にダメージを与え、発毛を抑制するというものです。
一般的に光脱毛の施術回数と、処理できるムダ毛の割合は、以下のように言われています。
・脱毛6回 約50%のムダ毛を処理
・脱毛12回 約80%のムダ毛を処理
・脱毛18回 約95%のムダ毛を処理
なぜ回数がそれほどかかるのかというと、光脱毛の照射のパワーでは、一回で完全に毛根を破壊することはできないため、あくまでも減毛・抑毛のための施術であるということと、施術時に、表面に現れている毛にしか光が反応することができないからです。
毛には成長期・退行期・休止期という“毛周期”があり、脱毛は成長期にあたる毛、つまり身体の表面に現れている毛に対して行います。
実際、成長期で身体の表面に現れている毛は、全体の毛の量の3分の1程度だと言われています。
光脱毛と医療レーザー脱毛との違いは?
医療レーザー脱毛の場合、約95%のムダ毛を処理するのに必要な回数は5,6回だと言われます。
医療レーザー脱毛の基本的な原理は、光脱毛と同じですが、照射する光のパワーが格段に違うため、1回の施術で毛根を破壊することが可能です。
医療レーザー脱毛は、光脱毛より照射のパワーが強いため、強い痛みが伴いますし、お肌トラブルのリスクも若干高くなりますが、クリニックで行われるため、トラブルがあってもすぐに医師が対応してくれるため安心です。
光脱毛VS医療レーザー脱毛 痛みの比較
光脱毛は、総じて痛みの少ない施術です。
エステでは、「輪ゴムでパチンと弾く程度の痛み」と説明されること多いので、聞いたことがある人もいると思います。
もちろん、濃い毛が密集しているVIOやワキなどは、光が集まりやすいため、「痛かった」という人もいますが、医療レーザー脱毛の痛みに比べると、やはり大きく違います。
医療レーザーは熱のパワーが強い分、痛みも大きく、針でグッと突き刺したような痛みを感じる人が多いようです。
効果の高さに比例して、痛みも強くなるため、一長一短といったところでしょうか。
クリニックによっては別途料金で麻酔をして行ってくれます。
また、光脱毛も医療レーザー脱毛も、照射時の痛みは一瞬のもので、ジンジンと後を引く痛さではありませんし、回数を経て毛が薄くなっていくに従って、痛みも軽減されますので、その点は安心していただければと思います。