一般的に“脱毛クリーム”と呼ばれるものは、抑毛クリームと除毛クリームの2タイプがあります。
脱毛、抑毛、除毛、それぞれの違いを理解していないと、効果が感じられなかったり、思っていたのと違う結果になってしまう・・・ということになりかねません。
そこで今回は、抑毛ローションと除毛クリームの違いについてまとめてみましたので、最後までご覧頂いて、ぜひ参考にしてみてください。
脱毛、抑毛、除毛の違いについて
まずは、脱毛、抑毛、除毛の違いについて、きちんと知っておきましょう。
脱毛とは・・・
脱毛とは、毛根から根こそぎ、毛を取り去る方法のことです。
毛抜きで抜く、ワックスを使う、脱毛器を使う、などが一般的な方法として知られています。
美容クリニックで行われる医療レーザー脱毛や、脱毛サロンで行われる光脱毛も、毛根に熱によるダメージを与える方法なので、こちらに分類されます。
抑毛とは・・・
抑毛とは、大豆イソフラボンなど、女性ホルモン“エストロゲン”に似た成分を作用させることで毛周期を遅らせて、毛の成長を抑制する方法です。
もともとは、豆腐屋さんの腕が“白くてムダ毛がない”ということに着目したことから、豆腐に含まれる大豆イソフラボンの抑毛効果が発見されたそうです。
抑毛の方法は、抑毛クリームや抑毛ローションを使うのが一般的です。
除毛とは・・・
除毛とは、皮膚の表面上に見えている毛を、抜くのではなく、取り除くことです。
剃刀やシェーバーで剃ったり、リムーバー、除毛クリームや除毛ローションなどを使用する方法が一般的です。
抑毛ローションって何?
抑毛ローションは、上でご紹介した通り、塗り続けていくことで、毛の成長を遅らせたり、毛を細くしたりする効果があるとされています。
もちろん、効果には個人差がありますが、抑毛ローションのメリットは、除毛するのと比べて、お肌を傷つける心配が一切ない点です。
抑毛ローションの仕組みは?
基本的に、男性ホルモンは毛の成長を促し、女性ホルモンは毛の成長を抑制する働きがあるとされています。
この女性ホルモン、“エストロゲン”に似た働きをする成分が大豆イソフラボンです。
そして抑毛ローションには、大豆イソフラボンが含まれています。
この抑毛ローションを肌に直接塗ることで、大豆イソフラボンが作用し、毛を成長しにくくする効果を得ることができます。
どのくらい塗り続ければ効果があるの?
抑毛ローションは塗ってすぐに効果が現れるというものではありません。
しばらく塗り続けてはじめて、効果を発揮します。
商品によっては30日もしくは60日の返金保証をしているものもあるので、1ヶ月~2ヶ月でも何らかの変化は感じることができると考えられますが、はっきりとした抑毛効果を得るためには、通常半年以上は続ける必要があるそうです。
抑毛ローションのトータルコストは?
抑毛ローションの相場は一本3,000円程のものが多いようです。
使い方にもよりますが、普通に使えば、だいたい2ヶ月で使い切れるくらいの量が入っています。2ヶ月で3,000円と考えると、1年で18,000円です。
「脱毛サロンへ行くより手軽だし、安い!」と考えてしまいがちですが、ここに大きな落とし穴があります。
それは、抑毛ローションは、ずっと使い続けなければ、また普通に毛が生えてきてしまうという点です。
この先5年、10年と続けて抑毛ローションを使い続けなければならないことを考えると、脱毛サロンへ行くほうが、脱毛効果は確実ですし、手っ取り早いと言えるでしょう。
除毛クリームって何?
除毛クリームは、塗布したところの毛を溶かして取り除くものです。
アルカリ性のクリームを、除毛したい部分に塗布して数分放置すると、毛が溶け出します。
毛が溶けたら、洗い流すという使い方です。
除毛クリームの効果は?
除毛クリームは、塗ったところの毛が即効なくなりツルツルにすることができます。
しかし、あくまでも効果は一時なものです。
抑毛の力はありませんので、また毛が皮膚の下から普通に生えてきます。
また、注意したいのがお肌への影響です。
除毛クリームは刺激性があり、さらに数分放置する必要我あるため、お肌が敏感な人の場合は、肌トラブルの原因になりかねません。
皮膚の薄い部分、顔やデリケートゾーンへの使用は控え、必ず事前にパッチテストを行うようにしましょう。
除毛クリームの値段は?
除毛クリームは、一本1,000円前後からあります。
即効でつるつるになれてしまうのはうれしいのですが、すぐにまた生えてきます。
今は脱毛サロンの体験やキャンペーンを探せばで、ワキの脱毛が1,000円以下で行える時代です。
お肌に負担のある除毛クリームをずっと使い続けるよりも、脱毛サロンなどでしっかり脱毛してしまったほうが、長い目で見て合理的でしょう。