ワックス脱毛は痛い?お肌に良くない?

脱毛

脱毛サロンやクリニックでのレーザー脱毛が主流になっているので、ワックス脱毛自体、あまり良く分からないと言う人も多いかもしれませんね。

最近は鼻毛のワックス脱毛がTVなどで話題になっていますが、ワックス脱毛の歴史は非常に古く、ヨーロッパではいまも、脱毛といえばワックス脱毛が主流です。

若い世代は、友達同士でワックス脱毛をしあいっこする“ワックスパーティー”なるものも存在するほど。
今回はそんなワックス脱毛について、詳しくご紹介したいと思います。

ワックス脱毛の種類

脱毛用のワックスには様々な種類があります。
順番に見ていきましょう。

油性ワックス

油性ワックスにはクリームワックス、ソフトワックス、オイルワックスなどの種類があります。
脱毛したい部位にワックスを塗って、ストリップと呼ばれる紙のようなシートを貼り付けてから一気にはがします。

処理できるムダ毛:5mm程度
向いている部位:ヒザ下、ヒジ下
メリット:塗りやすく、粘着力が高い。
デメリット:粘着力が高い分、肌への負担が大きい。

水性ワックス

水性ワックスには、ビーズワックス、シュガーワックスなどがあります。
脱毛したい部位にワックスを塗って、ストリップを貼り付けて一気にはがします。

処理できるムダ毛:1cm以上
向いている部位:眉毛
メリット:はちみつや砂糖といった安全な成分で作られているため安全性が高い。
デメリット:ムダ毛の長さが必要なため、施術前はある程度伸ばしておかなくてはならない。

ハードワックス

固形ワックスとも呼ばれます。
脱毛したい部位にワックスをコッテリとのせて、固まるまで待ってから一気にはがします。

処理できるムダ毛:2mm程度
向いている部位:ワキ、VIO
メリット:粘度が高いため、短いムダ毛も抜き取ることができる。
デメリット:高温の状態で肌へのせるため、肌への負担が大きい。

ブラジリアンワックスって何?

上でワックス脱毛の種類をご紹介したのですが、ワックス脱毛について少しでも知識がある人は「あれ?“ブラジリアンワックス”は?」と思ったかもしれません。

巷で“ブラジリアンワックス”と呼ばれているのは、ワックスの種類そのものではなく、ワックス剤を使用したVIOの脱毛のことです。
一般的には、ハードワックスが使われることが多いようです。

ワックス脱毛のメリット・デメリット

では、ワックス脱毛のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ワックス脱毛のメリット

・剃刀やシェーバーよりも、つるつるの状態が長持ちする(部位によって10日~3週間)。
・レーザー脱毛などと比べて、即効性がある。
・産毛も処理できる。
・日焼けをしていても処理できる。
・生えてくる毛は柔らかいため、剃刀やシェーバーを使用する場合に比べチクチクしない。
・除毛とともに、角質も除去できるため、美肌効果がある。
・コストが安い。

ワックス脱毛のデメリット

・毛抜き以上にお肌への負担が大きい。
・埋没毛、毛嚢炎を起こしやすい。
・定期的に通い続ける必要がある。
・とにかく痛い。

いかがでしょうか。
思い立ったらすぐ、手頃な価格でスベスベお肌になれるなど、魅力的なメリットも確かにあるのですが、クリニックやサロンでの脱毛と比べると、効果は一時的にしか過ぎず、さらにお肌への負担も相当なものです。

残念ながら、埋没毛や毛嚢炎のトラブルの可能性もかなり高いと言えます。
ワックス脱毛を検討している人は、こういったデメリットもよく考えて実行するようにしましょう。

ワックス脱毛ってそんなに痛いの?

結論を先に言いますと、ワックス脱毛は痛いです。
それも部位によっては、かなり痛いです。

ビーズワックスやシュガーワックスであれば、そこまで粘度が高くないため、毛が抜ける痛みだけですが、ハードワックスだと皮膚ごとベリっといかれる感じがするでしょう。
イメージとしては、強烈な粘着力を持ったガムテープをべったりと毛の生えた部分に貼り付けて、一気にベリッと剥がす感じです・・・。
想像するだけでも痛いですよね。

クリニックやサロンでの脱毛と同様、身体の部位の中でもVIO、特にIラインが最も痛いとされています。
瞬間的な痛みなので、後までジンジン痛むということはありませんが、間違いなく痛いということは知っておいたほうが良いと思います。

しかも、ハードワックスは高温でしか溶けないため、熱を持った状態のワックスをお肌に塗り、熱い状態のまま、固まるまでしばらく放置しますので、お肌への負担は非常に大きいです。